医療情報

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骨粗鬆症

皆さんよくご存知の骨の強さが弱くなる病気です。閉経後の女性に多い病気です。しかし、個人差があり、すべての人が年齢と共に骨が弱くなるということではありません。どういう人がなりやすいかといいますと、生活習慣としては歩くことが少ない、牛乳が苦手で全く取れないという女性が多いです。カルシウムを食品で多くとるように日常から気をつけましょう。

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さて、骨粗鬆症と診断された場合に薬による治療が必要です。骨の細胞は骨を作る骨芽細胞と骨を壊す破骨細胞からできています。このため、薬による治療の方法としては、骨形成を促進するか骨吸収を抑制することが考えられます。簡単に考えれば、骨芽細胞を増やすか、破骨細胞の作用を抑えるかすれば骨密度は保たれることになります。前者は注射のみ薬があります。これらは薬代が高価な事が難点です。後者では週一度または月一度の内服、または月一度の注射(ビスフォスフォネイト製剤といわれ、種類がいくつかあります。毎日飲まなくともよいように改良されています)、毎日の服用ですが胃に優しい超活性型ビタミンDや女性ホルモン改良薬があります。また、新薬として破骨細胞が元気になるのを免疫学的に抑える注射薬が登場しています。

これは、6ヶ月に一度の注射でよいのですが、血中カルシウム濃度が下がりすぎてしまう副作用があり、注意が必要です。      これらの薬のなかで、医師と相談されて骨粗鬆症の程度や自分の生活に合ったものを選べば良いのです。いずれの薬も正しく服用し、医師の指導に従えば、副作用は特に重篤なものはありません。ただ、7月の医師会の市民公開講座にもありましたが、抜歯の際に問題がでる場合がごく稀にありますので、歯の衛生状態を清潔に保つことをお勧めします。

背中が曲がってきた、身長が低くなった、腰の痛みがなかなかとれないという人は近くの医療機関で骨密度を測ってもらうのが良いでしょう。

ニシムラ整形外科 西村 正智 先生
平成26年10月

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